音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

ベートーヴェン  交響曲 第6番&第5番 ピエタリ・インキネン/日本フィルハーモニー交響楽団(2022年)

f:id:EinsSieben:20220417210148j:plain

2022年4月17日コンサート・ライブ 東京芸術劇場

中断していたインキネンのベートーヴェン・チクルス再開の第一弾。

なかなか実演に触れる機会のない曲なので楽しみに聴きに行った。

両曲とも極端なアプローチはせずにオーソドックスなスタイルと言って良いと思うが、6番の嵐のシーンや5番の終楽章は熱く、ライブのほとばしりを感じられて素晴らしかった。

特に5番を聴いていると、この後の7番の舞踏の聖化を先駆けるような感覚があり、秋のチクルス8番、7番も聴きに行きたくなってしまった。

今回のオケは両翼配置で、座席がかなり前方だったため各パートの分離がはっきりとしており面白かった。

また、インキネンの鼻息が荒くなるシーンが何度かありなかなかの荒ぶりっぷりに少々驚かされた。

なお、アンコールはなかった。