2022年4月17日コンサート・ライブ 東京芸術劇場
中断していたインキネンのベートーヴェン・チクルス再開の第一弾。
なかなか実演に触れる機会のない曲なので楽しみに聴きに行った。
両曲とも極端なアプローチはせずにオーソドックスなスタイルと言って良いと思うが、6番の嵐のシーンや5番の終楽章は熱く、ライブのほとばしりを感じられて素晴らしかった。
特に5番を聴いていると、この後の7番の舞踏の聖化を先駆けるような感覚があり、秋のチクルス8番、7番も聴きに行きたくなってしまった。
今回のオケは両翼配置で、座席がかなり前方だったため各パートの分離がはっきりとしており面白かった。
また、インキネンの鼻息が荒くなるシーンが何度かありなかなかの荒ぶりっぷりに少々驚かされた。
なお、アンコールはなかった。