音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

オペラ ドニゼッティ:ランメルモールのルチア エヴェリーノ・ピド/リヨン国立歌劇場管弦楽団(2002年)

f:id:EinsSieben:20220313215810j:plain

TDBA0065(Creative Core)2002年1月19日ライブ

歌劇『ランメルモールのルチア1839年フランス語改訂版
ドニゼッティ作曲 145分

■出演:
リュシー:パトリツィア・チョーフィ
エドガール:ロベルト・アラーニャ
アンリ・アシュトン:リュドヴィク・テジエ
ジルベール:イヴ・セーラン
​■合 唱:リヨン国立歌劇場合唱団
​■管弦楽:リヨン国立歌劇場管弦楽団
​■指 揮:エヴェリーノ・ピド
■収録:2002年1月19日 リヨン国立歌劇場

演出:パトリス・コーリエ&モーシュ・レゼール
装置:クリスティアン・フヌゥーア
衣装:アゴティーノ・カヴァルカ
照明:クリストフ・フォレ

作曲者自身によるフランス語改訂版。舞台はとにかくシンプル、背景はひたすら黒、そして横からの寒色のライティングにより人物の陰影が強調される。

ソロ歌唱の場面では多角的にカットされた表情アップが多用される。

ルチア役のチョーフィは線が細く見るからに壊れそうな繊細さを感じさせ、狂乱の場では渾身の演技と絶唱が素晴らしい。

しかしルチアだけでなく他の歌手や合唱、演奏も非の打ち所がない素晴らしさ。
エドガール役のアラーニャ、アシュトン役のテジエの二重唱では情熱のエドガール、冷血のアシュトン、と最高の見せ場、聴かせどころだ。