音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

ブラームス セレナーデ第1番 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団 (1968年)

PH05041(Profil)1968年10月2日録音 ヴァント56歳の録音。10:15/8:27/11:02/4:54/2:36/5:31。ステレオで音質は良い。低音好きとしてはもう少し低音が出てくれると嬉しい。このような晴れやか系の曲もヴァントにはよく合う。第3楽章のホルンなど丁寧で細やか。

R. シュトラウス 4つの最後の歌 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団 (1967年)

PH06005(Profil)1967年6月15,16日ライブ録音 歌はマーティナ・アーロヨ、ヴァント55歳のときの録音。3:27/4:07/5:04/6:23。ステレオライブでノイズは少ないが若干音が細く感じる。そのせいか分からないが、寂寥感が強い。

ハイドン 交響曲第92番 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団 (1967年)

PH06006(Profil)1967年4月20日ライブ録音 ヴァント55歳の録音。7:39/6:38/4:20/5:47。ライブだがノイズも少なくステレオで聴きやすい。丁寧で軽快な演奏でキレが良い。ヴァントにはケルン・ギュルツェニヒとのモノラル録音もある。

ベルリオーズ 序曲 ローマの謝肉祭 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1967年)

PH05007(Profil) 1967年10月27日録音 ヴァント55歳の録音。9:08。音質良好だがモノラルのためか広がりは薄い。キビキビとして歯切れのよい演奏。

ウェーベルン 管弦楽のための6つの小品 op.6 ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1966年)

PH04057(Profil) 1966年5月21日ライブ録音 ヴァント54歳の録音。10:08。作曲者の説明付きの曲なのでイメージはしやすいが、とことん凝縮された緊張感ある音楽だ。

ウェーベルン カンタータ第1番 ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1966年)

PH04057(Profil) 1966年1月21日ライブ録音 ヴァント54歳の録音。7:37。音質は良い。本当にライブなのかな。ウェーベルンはとにかく曲が短い。その分、音が緻密に凝縮されている。

メシアン 神の降臨のための3 つの小典礼 ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1966年)

PH04057(Profil) 1966年1月21日ライブ録音 ヴァント54歳の録音。8:54/5:33/14:25。音質は良い。ピアノと女声合唱がメインで進むのが一風変わった印象で、更に使用楽器が個性的。マラカスやビブラフォン、特にオンド・マルトノが不思議さを増幅させる。なんだ…

フォルトナー オーボエと管弦楽のためのアウロディー ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1966年)

PH04057(Profil) 1966年1月21日ライブ録音 ヴァント54歳の録音。18:23。音質は良い。とらえどころなく進んでいくが、オーボエが主役を張り切って演じていて面白い。

R.シュトラウス アルプス交響曲 ルドルフ・ケンペ/シュターツカペレ・ドレスデン(1971年)

9994317802(Warner) 1971年9月セッション録音 ケンペ61歳、R.シュトラウス作品を集中録音したときのもの。3:27/1:24/2:18/5:26/0:47/0:15/0:47/0:55/2:13/1:28/1:02/1:22/4:40/3:34/0:17/0:49/1:45/2:50/3:48/2:11/6:06/2:12。リマスターの効果か、驚異の高…

シューベルト 交響曲第6番 ギュンター・ヴァント/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1962年)

SBT1364(Testament) 1962年セッション録音 ヴァント50歳の録音。8:09/6:02/6:28/9:04。ステレオ録音で音質良好。明快で牧歌気分も味わえる。フィナーレなど、所々に後の大ハ長調が垣間見える。2004年リマスター。

フォルトナー 大オーケストラのための交響曲 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1960年)

PH05042(Profil) 1960年録音 ヴァント48歳の録音。7:01/9:39/2:47/8:00。音質は良い。あまり馴染みのない曲だが金管の咆哮、木管の騒ぎっぷりなど面白い。

シューベルト 交響曲第7(8)番 ギュンター・ヴァント/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1958年)

SBT1364(Testament) 1958年セッション録音 ヴァント46歳の録音。15:09/13:04。ステレオ録音で音質は良い。この曲は後にも多く録音があるが壮年期のこの演奏も非常に美しい。第2楽章は後年の録音よりもゆったりしている。2004年リマスター。

リコンポーズド・バイ・マックス・リヒター ~ヴィヴァルディ:「四季」 with "Shadows" ダニエル・ホープ&アンドレ・デ・リッダー / ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団(2012年)

4792777(DG) 2012年セッション録音 ヴィヴァルディの四季をアレンジしたものは沢山あるが、原曲の75%の素材を捨てたとう言うだけあって、四季の主要素をベースとしたアンビエント、ミニマルといった趣。

フォルトナー 血の婚礼 ギュンター・ヴァント/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1957年)

PH05044(Profil) 1957年7月16日セッション録音 ヴァント45歳の録音。1:29/11:34/0:41/10:53/2:04/7:04/2:58/15:52/0:28/14:54/3:02/22:53/22:14。モノラルだがそこそこクリアで聴きやすい。ヴァントはこのオペラの初演を担当し、これはその約1ヶ月後の録音と…

ハイドン ピアノ協奏曲第11番ニ長調 Hob.XVIII:11 ハインツ・シュレーター&ギュンター・ヴァント/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1956年)

SBT1364(Testament) 1956年6月11日セッション録音 シュレーター49歳、ヴァント44歳の録音。8:37/6:42/4:18。モノラルで音質はそこそこ。ハイドンのピアノ協奏曲では、ほぼこの曲のみが商業録音対象のようだ。ヴァントには85年にマガロフとの録音もある。モー…

シューベルト スターバト・マーテル D.383 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1953年)

PH06003(Profil) 1953年10月17日録音 ヴァント41歳の録音。2:33/2:45/1:48/3:23/5:23/2:41/1:48/5:34/4:00/3:28/4:07/3:41。モノラルでレンジが狭いのが残念。録音機会の少ない曲だが、ソロや合唱の活躍がそれぞれあり、最後のアーメンコーラスで壮麗に締め…

モーツァルト 戴冠式ミサ K317 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1952年)

PH06003(Profil) 1952年7月25日録音 ヴァント40歳の録音。3:21/4:32/7:07/1:55/3:17/6:26。モノラルで音の厚みが薄く感じる。切々と歌う真摯な演奏。

ブラウンフェルス テ・デウム ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1952年)

PH06002(Profil) 1952年12月20日ライブ録音 ヴァント40歳の録音。20:09/7:51/13:49/13:21と、55分に及ぶ大作。ライブノイズは感じなくモノラルだが音質はそこそこ。そうは言っても年代を考えれば仕方ないが、もっと広い音場で聴けたらなお良いだろうなと感じ…

ベートーヴェン ミサ曲ハ長調 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1954年)

ARPCD0513( Archipel) 1954年ライブ録音 ヴァント42歳の録音。4:08/9:21/11:12/10:39/7:50。モノラルライブだが年代の割には聴きやすい。荘厳ミサ曲に押されてあまり録音の多くない曲だが、こちらも素晴らしい曲だ。ヴァントのこの演奏は押しの強い迫力があ…

シューマン ピアノ協奏曲イ短調 ヴァルター・ギーゼキング&ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1951年)

ARPCD0513( Archipel) 1951年ライブ録音 ヴァント39歳の録音。14:14/5:21/9:16。ギーゼキングは何度か危なっかしいがライブらしい迫力ある演奏だ。

ブラウンフェルス エクトル・ベルリオーズの主題による幻影(幻視) ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1953年)

PH06004(Profil) 1953年12月23日スタジオ録音 ヴァント41歳の録音。0:26/1:16/1:50/3:38/5:08/3:17/3:59/3:19/3:11/0:48/4:11/4:41/5:34。モノラルで若干音質は寂しい。ヴァントはケルン時代にブラウンフェルスと交流があった。ブラウンフェルスはこの翌年の…

ベートーヴェン 交響曲第9番 ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団(1986年)

74321891092/3(輸入盤)・BVCC-38156(国内盤)(RCA) 1986年2月27,28日,5月26-28日,6月17-21日スタジオ録音 ヴァント74歳の録音で、この後に同曲の録音を行っていない。15:32/11:12/16:00/5:59/17:39。音質は明瞭で、気負いも衒いもない、エッジの効いた演奏だ…

ベイルド オーボエと管弦楽のための4つの対話 ローター・ファーバー&ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1968年)

PH06004(Profil) 1968年2月9日ライブ録音 ヴァント56歳の録音。10:11。ライブノイズはほぼ感じない。この時期のヴァントは現代音楽にも積極的だった。ベイルド(あるいはバイルト)はこの曲が代表曲のようだが初めて聴いた。現代音楽は難しい。

モーツァルト ホルン協奏曲第3番 デニス・ブレイン&ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1951年)

PH06004(Profil) 1951年1月22日スタジオ録音 ブレイン29歳、ヴァント39歳の録音。6:27/3:55/3:35。モノラルだが音質は悪くない。ブレインは1953年にカラヤンとの伝説的な録音があるが、ヴァントとの録音も名演。全体にカラヤン盤より速いテンポで進む。

ブルックナー 交響曲第8番 ギュンター・ヴァント/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1971年)

ACANTA233703(ACANTA) 1971年10月3日ライブ録音 ブルックナーの8番、abruckner.comによれば1887/90 Mixed Versions. Ed. Robert Haas [1939]。ヴァントの数多くある同曲録音のおそらく最初のもので59歳のライブ録音。15:44/14:58/26:12/23:52。ライブノイズ…

ブラームス 交響曲第4番 ギュンター・ヴァント/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1960年)

ACANTA233703(ACANTA) 1960年スタジオ録音 ヴァント48歳の録音。11:36/12:13/6:32/9:32。モノラルで、各楽器が遠く感じる。第2楽章は後年のヴァントと比べるとかなり遅いテンポで驚いた。

ブラームス 交響曲第4番 ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団(1985年)

BVCC38158(RCA) 1985年スタジオ録音 ヴァント73歳の録音で、ブラームスの交響曲全集として完成した。11:52/10:48/6:25/9:27。音質良い。軽快だが軽薄ではなく聴いていて心地よい。24ビット・96kHzリマスター(2001)。

ショスタコーヴィチ 交響曲第8番 キリル・コンドラシン/フランス国立放送管弦楽団(1969年)

ALT309(Altus) 1969年ライブ録音 コンドラシン54歳、1969年2月5日シャンゼリゼ劇場でのライブ録音。22:30/5:35/5:45/7:09/13:36。音質は良いが聴衆ノイズが若干あり。激しすぎず冷たくない、熱い演奏。32ビットリマスター。

シューマン 交響曲第4番 ギュンター・ヴァント/セント・ソリ管弦楽団(1955年?1959年?)

Google Play Music(>ReNovo<) 1955年?1959年?スタジオ録音 ヴァント43~47歳の録音。9:20/4:42/5:20/8:08。音質は若干厳しい。重苦しくない軽快なシューマン。

シューマン 交響曲第3番 ギュンター・ヴァント/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1958?年)

Google Play Music(>ReNovo<) 1958年?スタジオ録音 ヴァント46~47歳の録音。9:07/6:09/4:52/5:48/5:57。音質は残念。定額制音楽配信サービスは掘り出し物音源があって楽しい。録音に関するデータを充実させて、検索しやすくなるとなお良いのだが。