音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ダヴィッド・オイストラフ&ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1959年)

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SICC10393(Sony) 1959年12月24日スタジオ録音

ソニーが投じる究極のSA-CDハイブリッド・コレクションの第10回発売。

オイストラフアメリカでステレオ録音したものを網羅した盤となっている。

この曲は51歳のオイストラフが60歳のオーマンディと録音したもの。以来同曲の名盤として語り継がれている。18:53/6:39/9:40。

本盤は新たに2022年 DSDリマスターされたもので、聴き始めは時代の古さを感じたがそのうちに慣れて、オイストラフの豊かで力強くかつ繊細な音色とオケの重厚さを十分に堪能することが出来た。
ソ連のヴァイオリニストであったオイストラフだがウクライナ出身だったことを改めて思い起こされ、ロシアを全否定してロシア圏の芸術に触れることのできない世になることが無いように願いたい。

ソニーのこのシリーズはライナーノーツや図板も充実しており、デジタルコンテンツが主流のこの時世で、モノとしての価値を高めている。