音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

ウィーン・フィル創立150周年記念コンサート リッカルド・ムーティ/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1992年)

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SICC30587(Sony) 1992年3月22日ライブ録音

今秋のムーティウィーン・フィル来日を記念した日本独自企画盤として、当時のレーザーディスクマスターから初CD化したもの。

映像も観たことがなかったので初鑑賞。音質はライブ感が抑えられたクリアかつどちらかといえばシャープな感触。その分音の厚みが若干不足でダイナミックレンジも狭い印象。

1. シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調 D.759「未完成」
2. マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲
3. ベートーヴェン:序曲「コリオラン」作品62
4. メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 作品90「イタリア」
5. ラヴェル:ボレロ

が収められ、マーラーはクリスタ・ルードヴィヒが歌う。当時50歳のムーティは颯爽とした切れの良い演奏を聴かせてくれる。

どの曲も名演で、今までCD化されていなかったのが不思議だ。惜しむらくはレンジの物足りなさか。