NHKBSプレミアム放送(2019年6月10日) 2017年4月20日,24日ライブ
※画像はブルーレイ商品化された同時期のもの(ACC10427BD)
歌劇『ウェルテル』マスネ 作曲 【5.1サラウンド】
138分
■出演:
ウェルテル:フアン・ディエゴ・フローレス
シャルロット:アンナ・ステファニー
アルベール:アウドゥン・イヴェルセン
ソフィー:メリッサ・プティ
■合 唱:チューリッヒ歌劇場合唱団&児童・少年合唱団
■管弦楽:フィルハーモニア・チューリッヒ
■指 揮:コルネリウス・マイスター
■収録:2017年4月20日,24日 スイス・チューリッヒ歌劇場
演出:タチヤナ・ギュルバカ
装置・照明:クラウス・グリューンベルク
衣装:ジルケ・ウィレット
2022年にバイロイトでの指環を急遽代役で振ったマイスター37歳のときのウェルテル。You TubeでPVもある。
Trailer - Werther - Opernhaus Zürich - YouTube
フランス語によるオペラはカルメン以外にはあまり鑑賞する機会が多くないので新鮮だった。
主要歌手陣4人は皆スマートで見栄えがよく、なかなか難しい演技もこなし、その上で肝心の歌唱もはっきりとして安定していた。
演出は全体を暗くして下方からのライトアップを多様して陰影を映し出す。主要キャラは皆悩み、戸惑い続けているので、効果的に感じる。
チューリッヒ歌劇場は舞台はこじんまりとしていながら、オケのピットが広い。マスネの曲はあまり印象的な旋律がないものの随伴曲としては盛り上がりもあり、ストーリーも小ぶりなのでこの演目にはマッチしていた。