音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

ブラームス ヴァイオリン協奏曲&ドヴォルザーク 交響曲第9番 樫本大進&ピエタリ・インキネン/プラハ交響楽団(2019年)

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2019年1月6日コンサート・ライブ

38歳のインキネン、自身が首席指揮者を務めるプラハ響とのライブ。ソロは39歳の樫本大進。樫本さんは芯の強い演奏で安定、インキネンとは楽章間で会話を交わしたり、まさに旧知の仲。第1楽章のカデンツァも最高にきれいだった。協奏曲では伴奏に徹したインキネンはドヴォルザークプラハ響の器の大きさを感じさせる堂々とした演奏。第2楽章のイングリッシュホルン室内楽的弦の響きが美しかった。特筆は第4楽章の木管金管群とティンパニ。圧倒された。ティンパニはマレットをクルクル回してノリノリ。更に、ホルンのあの人。一人だけ、裏方さんみたいな格好で崩れた座り方、何者かと思わせつつのスーパープレイ。本当に凄かった。こんなのを聴かされたら、行く予定のなかった明日のサントリーホールチャイコフスキー交響曲5番の第2楽章が気になってしょうがない。チケットを慌ててゲットした。楽しみすぎる。アンコールは2曲で、スラブ舞曲集より第10番ホ短調 作品72-2(約5:00)と第8番ト短調 作品46-8(約4:03)。