音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

シューベルト 交響曲第9番 ギュンター・ヴァント/NHK交響楽団(1979年)

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KKC2015( King International) 1979年11月9日ライブ録音

ヴァントがNHK響へ初客演を行った演奏の一つ。プログラムはこの曲とベートーヴェンのレオノーレ序曲第3番、ヘンデルのオルガン協奏曲第1番だったらしい。CD自体は1983年のブルックナー交響曲第8番とのカップリングで、共に初CD化されたもの。しかもUHQCDでマスタリングはALTUS。14:41/15:42/11:00/11:44(拍手抜きで11:16)。音自体はクリアだが響きが薄くレンジも狭く感じる。聴衆ノイズが若干ある。出だしから金管が硬くぎこちない。とにかく第1楽章はこわごわと手探りで進んでいるようだ。しかし徐々にテンポも上がりほぐれていく。ヴァントには1977年にケルン放送響とのスタジオ録音があるが、本演奏はそれとはかなり違う印象を与えられる。