音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

シベリウス フィンランディア&ヴァイオリン協奏曲&交響曲第5番 ペッカ・クーシスト&ピエタリ・インキネン/日本フィルハーモニー交響楽団(2019年)

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2019年6月15日コンサート・ライブ

日本フィルの第348回横浜定期演奏会、日本フィンランド外交関係樹立100周年公演としてオールシベリウスプログラム。クーシストは42歳、インキネンは39歳。協奏曲では二人の相性も良さそうでオケもソロもかなりゆっくりしたテンポで協調して進む。特に弱音を明瞭に響かせることを徹底していた。約33:55。クーシストはアンコール2曲(200年前のフィンランドフォークダンス曲「悪魔の踊り」とバッハの無伴奏パルティータ1-5サラバンド)の後、なんと後半の交響曲で第2ヴァイオリンの末席に参加!周りの楽員も、ホントにやるのかよっ、と若干動揺気味だったが実際しっかり調和していた。さすがというか…。交響曲でも全体にゆったりとしたテンポで、合わせるのが大変そうなところもあったが、うまくまとめきった。弦が美しい響き。約33:34。日本フィルを聴くのは2度目だが、今回もフライングブラボー。自己満足のためだけに大勢に迷惑をかけるのはダサいの極み。