2021年12月18日コンサート・ライブ すみだトリフォニーホール
日本ではこの時期あちこちで開催される第九の演奏会。
シモーネ・ヤングが振るというのでチケットを入手したものの、オミクロン株の影響で来日できず鈴木秀美が代役となった。
自分はあまり古楽演奏、HIPは好みではなく、ヤングが聴きたかったのでこの変更は大変残念であった。
しかし第九の演奏会自体も日本人の歌う第九も初体験、ということで良い機会でもあると思って臨んだ。
まずびっくりしたのは合唱が32人しかいなかったこと。それでも昨年よりは増えたらしい。さすがに少し寂しい。
また、日本語を母国語とする人が歌って、それを聴く自分もそうだからなのか、歌詞がカタカナで聴こえてくる。Millionen、ではなくミーリ、オンネンで耳に入ってくる。
3階の良席だったので大変バランスが良く各楽器も見通せて堪能することができた。コントラバスが左端、ティンパニが右端で新鮮な音感ではあった。金管とピッコロは頑張っているものの力の限界を超えてしまっている感があった。
閉口したのは、演奏中におしゃべりをする観客がいたこと。いくらなんでも勘弁してほしい。