2021年9月11日マチネライブ 電通四季劇場[海](汐留)
ミュージカル観劇今年2回め。元々4月末に予約していたのだが、緊急事態宣言のあおりを食って公演中止となってしまい、悔しくて改めてチケットを取った。
このためにアニメ映画を観なおし、続編OVA2本、2019年の実写映画も観て予習は十分。ミュージカル版は予備知識ほぼ無しで臨んだ。
しかしこれがあまり良い結果をもたらさなかった。ミュージカル版はアニメ原作からかなり改変されており、亡き母の理想の息子像を目指す主人公や相棒が猿から3人の友人に変わるなど設定に戸惑った。
A Whole New WorldやPrince Aliなどのナンバーは概ね満足できた。ダンスがメイン扱いなのか、セットは簡素に見え、主要曲もダンス・コレオグラフに合わせた似たような印象のものが多かった。
音響とマイクバランスのせいかセリフなどに聴き取りにくい箇所もあって、滑舌の良い劇団四季の役者さんというイメージがあるだけに残念でもあった。
主要キャラクターのほぼ全員に小ネタを披露して笑いを取るというシーンが散りばめられており、このあたりの軽さがハマれば楽しめるものだっただろう。