音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

ブルックナー 交響曲第8番 ギュンター・ヴァント/NHK交響楽団(1983年)

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KKC2015( King International) 1983年12月15日ライブ録音

ヴァントのNHK響客演の最後の年のもの。15:58/15:57/26:21/24:03(拍手抜きで23:41)。同じCDに収録の1979年シューベルトと同様に、音自体はクリアだが響きが薄い。楽章間に聴衆ノイズがあるが演奏中は特に気にならない。最後は少しフラブラ気味。オケはライブの緊張感が終始出ており、ヴァントの意思に真摯に応えている。しかし全体に物足りなく特に金管は余裕がない。ティンパニが素晴らしい。ヴァントにはこの曲の名演奏が多く残されており、この演奏の4年前にケルン放送響とのスタジオ録音があり、またこの演奏の4年後には北ドイツ放送響とのライブ録音がある。晩年にもライブ録音が幾つか残っている。 これらと本演奏を較べると確かに固有の面白さはあるものの、リピートするとなると他の演奏に行ってしまう。