音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ムソルグスキー=ラヴェル編 展覧会の絵 ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団(1982年)

PH09029(Profil)1982年9月19,20日録音 ヴァントの恐らくムソルグスキー初録音、70歳で北ドイツ放送響首席指揮者就任前後のときのもの。1:42/2:20/1:01/4:27/0:32/1:19/2:50/0:42/1:24/2:12/1:22/2:17/2:21/3:41/4:30。古城のサックスとファゴットが最高に渋…

モーツァルト アリア とどまって下さい、ああいとしい人よ K. 528 エディス・ウィーンズ&ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1982年)

PH04053(Profil)1982年5月23日ライブ録音 ウィーンズ31歳、ヴァント70歳での録音。9:24(拍手抜きで8:40)。ライブだがきれいに音は入っている。ヴァントの2年前の演奏に較べ、ウィーンズの声はきつくて怖い。お怒りキャラである。

モーツァルト  セレナード 第7番 K.250 ハフナー ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1982年)

PH04053(Profil)1982年5月21日ライブ録音 ヴァント70歳での録音。8:13/9:13/4:07/8:03/5:29/9:47/5:24/6:33。ライブノイズは感じられないが若干音が遠い印象。各楽器の分離が良く聴き取りやすい。全体にほんわかした雰囲気。ヴァントは翌年にはNHK響との客演…

モーツァルト  セレナード 第9番 K.320 ポストホルン ギュンター・ヴァント/NHK交響楽団(1982年)

KKC2041( King International) 1982年4月7日ライブ録音 ヴァントは十八番のこの曲をNHK響でも客演していた。このとき70歳。8:32/4:26/7:11/5:55/4:02/5:06/4:54(拍手抜きで4:06)。ライブの聴衆ノイズはあるがまあ許容できる程度。堂々した押し出しで管楽器群…

ヘンデル 王宮の花火の音楽 序曲 ギュンター・ヴァント/NHK交響楽団(1982年)

KKC2041( King International) 1982年4月7日ライブ録音 ヴァント1979年から1983年までNHK交響楽団に客演をしたがこれは1982年、70歳のときのもの。9:14(拍手抜きで8:47)。ライブとは思えないほどクリアな音質。かっちりした響きで若干軽やかな雰囲気。ヘンデ…

モーツァルト オーボエ協奏曲 フランソワ・ルルー&コリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団(2001年)

900710(Br Klassik) 2001年1月11-12日ライブ録音 この時バイエルン放送響のオーボエ首席だったルルーは29歳、デイヴィスは73歳での録音。7:18/7:16/6:45。ライブだがノイズは気にならない。録音レベルとしてはソロとオケは同じくらいに感じられる。ここでも…

モーツァルト 交響曲第32番 コリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団(1985年)

900710(Br Klassik) 1985年6月22日ライブ録音 コリン・デイヴィス はこのとき57歳。8:37。音質は大変良く、バイエルン放送響の柔らかな響きとヘラクレスザールの音響の良さが非常に心地よい。

モーツァルト 聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調 K.243 ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1982年)

PH05043(Profil)1982年1月21日ライブ録音 ヴァント70歳でバイエルン放送響客演時のもの。同日にベートーヴェンのミサ曲ハ長調も演奏している。3:28/5:14/1:22/3:56/3:01/4:12/1:34/4:58/6:32。そもそもミサもヴェスペレもリタニアもどういう機会音楽なのかを…

ベートーヴェン ミサ曲ハ長調 op.86 ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団 (1982年)

PH06001(Profil)1982年1月21日ライブ録音 ヴァント70歳の録音。4:25/9:44/11:42/3:30/7:53/8:29。音質は良好だがトラック1の3:42辺りでwindowsのシステム音(紙をクシャッとするような)ノイズが混入しているのが残念。ミサ・ソレムニスに比べ圧倒的に扱われる…

ブルックナー 交響曲第2番 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1981年)

88697776582(RCA) 1981年12月1-5日セッション録音 ブルックナーの2番、abruckner.comによれば1877 First Critical Edition. Ed. Robert Haas [1938]。19:07/15:42/7:33/16:05。ヴァントは69歳のこの録音でケルン放送響とのブルックナー交響曲全集を完成させ…

モーツァルト フルート協奏曲第1番 イレーナ・グラフェナウアー&ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1981年)

900710(Br Klassik) 1981年10月16日セッション録音 この時バイエルン放送響のフルート首席だったグラフェナウアーは24歳、ヴァントは69歳での録音。9:39/9:14/7:13。音質はクリアで、フルートの音色とオケのサポートもヘラクレスザールの音響が充分に感じら…

ブルックナー 交響曲第1番 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1981年)

88697776582(RCA) 1981年7月11日セッション録音 ブルックナーの1番、abruckner.comによれば1891 Vienna Revision by Bruckner himself. Ed. Guenter Brosche [1980]。12:13/11:09/9:0915:14。ヴァントは69歳のこの録音が唯一のものとなる。過度な重厚さがな…

ストラヴィンスキー 組曲「プルチネルラ」(1949年版) ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1981年)

PH05006(Profil)1981年5月録音 ヴァント69歳のときの録音。シンフォニア(序曲)1:54/セレナータ -スケルツィーノ-アレグロ-アンダンティーノ 6:53/タランテラ-トッカータ 2:56/ガヴォット 3:53/ヴィーヴォ 1:28/メヌエット-フィナーレ 4:31。ノイズもなくク…

ブルックナー 交響曲第3番 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1981年)

88697776582(RCA) 1981年1月17日セッション録音 ブルックナーの3番、abruckner.comによれば1889 Version (aka 1888/89) Ed. Leopold Nowak [1959]。21:25/13:42/6:41/12:37。ブルックナー交響曲全集の完成まで残すは前期の3曲となったヴァントは69歳のこの年…

モーツァルト アリア みじめな私、ここはどこ K. 369 マーガレット・マーシャル&ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1980年)

PH05043(Profil)1980年6月13日録音 マーシャル31歳、ヴァント68歳での録音。7:10。マーシャルは柔らかな声に毅然とした響きが芯の強さを感じさせる。音質はかなり良い。

モーツァルト アリア とどまって下さい、ああいとしい人よ K. 528 マーガレット・マーシャル&ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1980年)

PH05043(Profil)1980年6月13日録音 マーシャル31歳、ヴァント68歳での録音。9:07。ソプラノとオケともに柔らかな演奏。マーシャルは哀願キャラである。ヴァントは2年後にエディス・ウィーンズ、バイエルン放送響とも録音を残している。

ブルックナー 交響曲第7番 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1980年)

88697776582(RCA) 1980年1月18日セッション録音 ブルックナーの7番、abruckner.comによれば1885 Original Version. Ed. Robert Haas [1944]。19:54/22:38/9:45/12:03。ヴァントは68歳での録音。弦にイマイチ覇気が不足気味だが意識して抑えているのか。24ビ…

ハイドン オーボエ協奏曲ハ長調 ハンスイェルク・シェレンベルガー&ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1980年)

PH05045(Profil) 1980年1月11日ライブ録音 シェレンベルガーは31歳、ヴァントは68歳になったばかりでの録音。ケルン放送響在籍だったシェレンベルガーはこの年にベルリン・フィルのオーボエ奏者に就任した。11:44/5:35/5:03。音質は良い。ソロ、指揮、オケと…

ヘンデル オルガン協奏曲第1番 リオネル・ロッグ&ギュンター・ヴァント/NHK交響楽団(1979年)

KKC2041( King International) 1979年11月9日ライブ録音 ロッグは43歳、ヴァント67歳でNHK交響楽団で客演したときのもの。5:09/6:13/1:12/5:15(拍手抜きで4:41)。この日はベートーヴェンのレオノーレ序曲第3番とシューベルトの交響曲9番とのプログラム。オル…

ブルックナー 交響曲第9番 ギュンター・ヴァント/シュトゥットガルト放送交響楽団(1979年)

PH04058(Profil)1979年6月24日ライブ録音 ヴァント67歳で、オットーボイレンでの客演ライブ。abruckner.comによれば1894 Original Version. Ed. Leopold Nowak [1951]。ケルン放送響との録音から僅か2週間後のものなので比較が面白い。こちらは起伏がしっか…

ヒンデミット 弦楽と金管のための協奏音楽 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1970年)

PH06002(Profil) 1970年3月6日ライブ録音 ヴァント58歳の録音だが。4:22/3:18/2:10/2:23/2:54。ノイズはないがレンジは狭い。曲名のとおり金管が目立つ。アクションやSF映画のシーンに流れていそうなかっこいい曲。

メンデルスゾーン 交響曲第3番 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1971年)

UCGG9115(DG) 1971年1月7日,8日セッション録音 メンデルスゾーンの交響曲ではカラヤンはこの曲だけは実演を行っている。といっても62歳でのこの録音後の数年だけ。13:54/4:25/11:46/9:34。コントラバスの響きがしっかり効いていて嬉しい。第3楽章の間のとり…

ブルックナー 交響曲第9番 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1979年)

88697776582(RCA) 1979年6月5日-10日セッション録音 ブルックナーの9番、abruckner.comによれば1894 Original Version. Ed. Leopold Nowak [1951]。23:59/10:25/23:40。ヴァント67歳での初録音で、最晩年まで実演を繰り返した曲。第1楽章、第3楽章は後年より…

ブルックナー 交響曲第8番 ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1979年)

88697776582(RCA) 1979年5月28日、6月2日セッション録音 ブルックナーの8番、abruckner.comによると1887/90 Mixed Versions. Ed. Robert Haas [1939]。15:44/15:04/26:10/24:24。ヴァントはこのとき67歳、前回の4番録音から2年半経過して、一気に精度は上が…

ベートーヴェン レオノーレ序曲 第3番 ギュンター・ヴァント/NHK交響楽団(1979年)

KKC2041( King International) 1979年11月9日ライブ録音 ヴァントが67歳でNHK交響楽団で初客演したときのもの。14:54(拍手抜きで14:33)。ライブだがノイズもなくクリアな音質。ヴァントとN響は初顔合わせとは思えないほどマッチしている。1961年ケルン・ギュ…

ハイドン オラトリオ「天地創造」 サイモン・ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2017年)

NHK BSプレミアム(2018年2月26日放送) 2017年8月30日ライブ録音 ラトルは普段聴かないので久々に映像を観たが、お腹出てきたなぁ…と、それは関係ないか、62歳でベルリン・フィルとのラストイヤーをこの曲でスタートした。8/25ベルリン、8/27ザルツブルク音楽…

ストラヴィンスキー バレエ組曲「火の鳥」(1945年版) ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1978年)

PH05006(Profil)1978年10月26日録音 ヴァント66歳のときのもの。同時期にモーツァルトのポストホルンを録音している。4:43/4:50/2:31/4:45/4:13/3:54/2:48。ベルリンドイツ響と1987年にも録音がある。終盤盛り上がる曲だけにもう少しレンジがあると良かった。

モーツァルト  セレナード 第9番 K.320 ポストホルン ギュンター・ヴァント/バイエルン放送交響楽団(1978年)

PH05006(Profil)1978年10月録音 ヴァントのお気に入り曲である。66歳での録音。8:35/4:19/7:34/5:45/4:04/4:59/4:07。音質はそこそこ良く、柔らかな印象の音色。これが南ドイツの音なのかな。ヴァントには1959年ケルン・ギュルツェニヒ管と、1982年N響と、19…

メンデルスゾーン 交響曲第4番 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1971年)

UCGG9115(DG) 1971年1月2日,8日,22日,2月17日セッション録音 メンデルスゾーンの交響曲ではポピュラーなものだがカラヤンは実演もなくこの62歳での録音のみ。録音の日が多いのはそれなりに苦心して仕上げたということか。8:06/6:30/8:02/5:39。音質は良好、…

ウェーバー クラリネット協奏曲第2番 ヘルムート・ギーサー&ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団 (1977年)

PH05041(Profil)1977年11月25日録音 ヴァント65歳での録音。8:40/6:27/6:48。音質はそこそこ。ソロのクラリネットが前面によく出ている。ギーサーは第1、第3楽章では明るく、第2楽章では陰のある音色がはっきりしている。ヴァントは録音の志向のためか裏方に…