音楽鑑賞の記録

ほぼクラシックのcd鑑賞記録です。

ブルックナー 交響曲第9番 ギュンター・ヴァント/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1998年)

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BVCC-34149(RCA) 1998年9月18,20日ライブ録音

ヴァントのブルックナー第9番の1998年ライブ録音は現時点で3つリリースされており、いずれもオケが異なる。生前にリリースされたのは本盤のみ。abruckner.comによれば1894 Original Version. Ed. Leopold Nowak [1951]。26:12/10:35/25:12。ベルリン・フィルによるこの版の演奏はヨッフムカラヤンバレンボイムなどがある。ヴァントによる本演奏は全体にオケの力強さ、圧力がより感じられる。弱音でもそれは顕著だ。金管の安定度も高く素晴らしい。同年の北ドイツ放送響、ミュンヘンフィルとの同曲演奏に比して硬質感があるのでこの点で好悪が出るかもしれない。